後で辛くなる交通事故の後遺障害

交通事故で怖いのは、後から痛みがきたり、首や腰、足が動かなくなるなど障害が生じることです。
当初の痛みやケガが治ったと思ったあとに、動けなくなるほどの状態に陥る人もいます。
そして、この症状が生涯続いていくこともあるのです。
治る見込みがなくなり、その症状が固定されてしまう状態を後遺障害と呼んでいます。
後遺障害になり、一定のレベルになると障害認定がなされ、障害年金が支給されたり、障害者手帳が得られることもあります。
年金がもらえるレベルはかなり重度のものですが、保険会社の保険では14等級までのレベルがあり、一時金や年金が支給されるケースもあります。
もちろん、交通事故で相手方がある場合には相手方に損害賠償請求ができます。
その際も、後遺障害の認定がなされれば、その分、大きな賠償金を得ることができます。
すぐ治るケガなら治療費と慰謝料だけでもかまいませんが、一生涯続く痛みや苦痛、生活の不便さを考えれば、慰謝料も大きな金額を要求したいですし、健常者であれば得られた収入などの逸失利益も請求したいところです。
もっとも、保険会社は支払い負担が少ないほど経営上はいいわけで、厳しい認定がなされることが少なくありません。
正当な賠償額を得るには、弁護士に相談し、医師の診断書を細かく見極めて請求するのがベストです。